平成26年度(9/2〜9/4)

『東北被災地義援・慰霊参拝を終えて』

檀信徒並有志各位

合掌 

本年度も當山有縁の皆様方より、被災地への《思う心》・深き愛情故の御支援を賜り、現地へと一人足を運ばせていただきました。
 「心ここに在らざれば、()れども見えず、聴けども聞こえず、(くら)えどもその味を知らず」― 心がそこになければ、視ていても見えず、聴いていても聞こえず、物を食べてもその味は分からない、中国古典『大学』は、私達の良心が麻痺した状態を、その様に表現しています。
 良心が麻痺した精神的状態から脱皮する為には・・・

  一、真摯(しんし)に生きる
  一、今日只今(こんにちただいま)に生きる
  一、学び続ける
  一、知恩報恩 ― 受けた恩を忘れず、必ず返そうとする生き方

 震災当初、〈日本赤十字社〉の正に無責任極まる募金活動に想いをはせると、〈あしなが育英会〉・〈NPO法人カタリバ〉の活動意欲には、少しでも多くの支援を、と考えさせられます。前記『大学』が教えるところの良心の麻痺状態から脱皮する為の四項目に焦点を当てた活動ともいえましょう。その趣旨そのぶれない軸は、大震災という国難に対する意識が、ややもすれば忘却されつつある昨今の国民感情への公憤と共に、自分自身が義援活動・物故者慰霊を自分の存在そのもので自然と伝える事のむずかしさ、厳しさを痛感させられます。
 義援活動を忘却せず、更に継続させる心、日本人の文化として育て、根づかせる。
 「天は試錬をあたえて、その人を試す」・・・先人の箴言(しんげん)と受け止めたい。

        根を大切にすれば
          木は育つ
        そして 芽をふき 伸び花ひらく
          見られなくても
          ふみつけられても
          お日様があたらなくても
          耐えられる根っこ
        努力はだれでもするヨ
          その努力の上に
『ガマン』するという
        辛抱(しんぼう)を立ててごらん
        その棒の上には
 必ず花が咲くよ・・・
       《君らしい》花が!


 地元の我が銚子幼稚園平成25年度卒園児へ伝えたメッセージを、震災からの復旧・復興を将来担う強い君達被災児へ・・・・・正念場は、これからだヨ。
  『ガンバッペシ!』(宮城県女川町の方言?)


  @平成23年4月14日 付 (宗教法人からの支援金)

   ・100万円   (銚子市へ)

   ・100万円   旭市へ)

   ・300万円   (日赤を通して東北地方へ)

  A平成23年9月29日 付

  協賛金 
      ・1,002,988円  賛者・寺族 並 山務員一同

(日蓮宗宗務院当局へ)

  B平成24年9月4日 付

  岩手県大槌町、日蓮宗 蓮乗寺再建支援金

   ・1,031,885円

(協賛者一同・山内寺族、山務員・幼稚園職員一同)

   ・  118,115円 (宗教法人からの支援金)

 ※憲法20条・89条の原則上、政教分離にて宗教法人への助成金は、一切国からなされていません。今度(このたび)、支援金を届けさせていただいた蓮乗寺様は、檀徒161名が津波にて他界されているにもかかわらず、檀徒一丸となって心の拠り所としての、寺門再興に尽力なされています。その信念に共鳴して支援金を届けさせていただきました。

C平成25年2月23日 付

 日蓮宗宗務院 同心会を介して震災孤児・遺児への義援金

   ・  80,122円
     (協賛者一同・山内寺族・山務員・幼稚園職員・園児・保護者)

 (学)妙福寺学園銚子幼稚園園児・保護者・職員からの千羽鶴
 (応援  メッセージを添えて)

D(1)平成25年8月24日 付

  岩手県山田町日蓮宗善慶寺への復旧義援金

    ・  200,000円

 (2)平成25年9月3日 付

      岩手県大槌町・日蓮宗 蓮乗寺御宝前
    ・   50,000円  

 (3)岩手県大槌町コラボスクール臨学舎

  震災孤児・遺児を中心としての中学二年生〜高校三年生を対象  としての放課後学習場

  ・  500,000円

 (主催NPOカタリバへ、教材・文具・備品等購入の為)

  (4)平成25年9月4日 付

   岩手県陸前高田市こども図書館「ちいさいおうち」

  幼児・小学校低学年を対象としての絵本図書館

     ・  300,000円
        (主催NPOうれし野こども図書室へ日本人偉人伝記絵本購入
     資金として)

  ・千羽鶴(応援メッセージを添えて)

 (5)平成25年9月4日 付
     宮城県女川町コラボスクール向学館

     震災孤児・遺児を中心としての、小学校一年生〜中学三年生を
   対象としての放課後学習場

   ・  500,000円(大槌町臨学舎と同目的の為)

  (6)平成25年9月5日 付
      宮城県仙台市「あしなが育英会」仙台東北事務所へ
    ・  663,742円(内、有志3名より250,000円)
        (仙台市・石巻市・陸前高田市へのレインボー・ハウス震災
     孤児・遺児心のケアー・ハウス建設義援金として)

    ・  136,258円
       (宗教法人からの、同目的に対する支援金)

  E(1)平成26年9月2日 付
    岩手県大槌町・日蓮宗 蓮乗寺様へ
    ( 本堂・客殿・庫裡 復興)

    ・200,000円


   (2)岩手県大槌町NPO法人カタリバ コラボスクール臨学舎へ
    ・500,000円
     震災孤児・遺児を中心として、中学2年生〜高校3年生を
     対象としての放課後学習場へ、文具・備品等購入の為

   (3)平成26年9月3日 付
     宮城県女川町コラボスクール向学館へ、大槌町臨学舎と同
     目的の為
    ・550,000円(内、有志1名より100,000円
     (学)妙福寺学園銚子幼稚園園児・保護者・職員より
      50,000円
    ・千羽鶴(応援メッセージを添えて)

   (4)平成26年9月4日 付
     宮城県仙台市「あしなが育英会」
     仙台レインボー・ハウスへ
    ・800,000円(内、有志1名より100,000円)。
     宗教法人より45,571円)
     仙台市・石巻市・陸前高田市各レインボー・ハウス竣工な
     り、今後の震災遺児ケアー・ハウス活動資金の一助として。



  寺族は無論のこと、特にその趣旨に御協賛いただきました檀信徒有縁各位、幼稚園々児・保護者各位、山内・幼稚園職員の皆様方には、今後とも『発心・決心・持続心』の精神を(もと)に、継続して「布施行」の実践・・・當山の仏法修行の指針と心得て、《させていただく》その法悦を共有してまいりましょう。
 尚、當山ホームページトップの『震災慰霊参拝記録』には、現地写真をカラー版にて追加掲載させていただきましたので、是非御高覧願います。

再拝

           妙見宮
                                           海上山 妙福寺

現主 廣野 観匡





 
 
 
平成25年9月3日 大槌町全景   平成26年9月2日 大槌町全景
 
 
 
 平成26年9月2日 大槌町全景  大槌町ライオンズクラブにより
 建立された《希望の灯》
 
 
 
  平成25年9月3日 当時の蓮乗寺全景 
 
 
 
  平成25年9月3日 
  当時の蓮乗寺全景
平成26年9月2日 蓮乗寺全景 
 
 
 
本堂再建基礎工事完成(間口8間、奥行11間)   未だに仮本堂内は、行方不明  者の遺骨が・・・
 
 
 
   平成26年9月2日 蓮乗寺全景  
 
 
 
 平成25年9月3日 
    大槌町コラボスクール臨学舎、現地神社集会所を使用しての被災児の放課後学習風景
  
 
 
 
臨学舎として使用されてきた神社全景     NPO法人カタリバ代表理事
  今村久美氏と共に・・・
 
 
 
平成26年 新設された臨学舎内部にて・・・  
 
 
 
  平成25年9月4日
陸前高田市当時は基礎工事が始まったばかりのレインボーハウス
 
 
 
 平成25年9月4日 陸前高田市当時は基礎工事が始まったばかりのレインボーハウス
 
 
 
 平成26年7月6日 竣工成った陸前高田レインボーハウス全景
(総工費5億円)
 レインボーハウス内部施設
 
 
 
レインボーハウス内部施設(特に震災遺児・仮設住宅住まいの親子に開放し、心のケア―を目的とする諸々の施設環境。)今後、スタッフによる、更に詳細にわたるプログラムを作成の上、全館を開放するとのこと  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
平成25年9月4日 昨年は、未だ荒寥たる瓦礫の山  
 
 
 
 地上げが始まったばかり 本年9月3日現在 陸前高田市復旧作業現場 
 
 
 
 パイプラインに注目→地上げ用の土を運搬するベルトコンベヤー。これによって、復旧に至る迄に
 当初は10年〜15年かかる地上げ作業が、6〜8年に短縮されました。 
 
 
 
 
 
 
 
   有名な『奇跡の一本松』現在一つの観光名所として、
  〈町おこし〉の一端をになう
  岩手県大船渡市町全景、
 平成23年震災翌日12日の
 惨憺たる光景
 

 
 
  NPO法人カタリバ主催宮城県女川町のコラボスクール女川向学館
(閉校された旧女川第一小学校を利用して) 
 

 
 
 
 
 
 
 
NPO法人カタリバ主催宮城県女川町のコラボスクール女川向学館(閉校された旧女川第一小学校を利用して) 
 校庭は、未だに仮設住宅として利用されていました。女川町の住居倒壊率は82.6%と最も高く、被災した子供達の学習環境は深刻に感じました。子供達の傷ついた心に、少しでも希望の灯をと思い、千羽鶴を贈呈すると共に、スタッフ一同集合、
『ガンバッペシ!』(女川町の方言?)・・・念ずれば花ひらく。